今日はシリコンバッグトラブルの修正手術、そしてコンデンスリッチ豊胸を行いました。
今回のシリコンバッグトラブルは、多分僕が今まで診てきた中で一番難しい症例のひとつでした。
大胸筋下にシリコンバッグを挿入されていましたが、術直後より胸骨部分でバッグがくっついている状態でした。
ゲストが術後に手術したクリニックに問い合わせると「バッグを上に移動させるためには逆立ちをしてください」というアドバイスを受けたそうです。
…その時点でだいぶん間違っているのですが…
大胸筋下にシリコンバッグを入れた後の壮絶な痛みのため、逆立ちをすることが出来ず(当たり前です)、そのせいでバッグが正しい位置に入らなかったのではないかと、ゲストはずいぶん長い間お悩みだったそうです。
当院にてエコー検査をすると、左右のバッグは胸骨部分で完全にくっついている状態でした。
また、バッグの可動性は悪く、乳腺は胸の上方に圧排されている状態でした。
今日のためにドクター全員で意見を出し合い、ベストな手術方法をしっかりと構築した上で手術に臨みました。
結果、最小の傷と最少限度の出血でシリコンバッグを取り出し、次のコンデンスリッチ豊胸術に向けてカプセルを修正加工し、無事に手術を終えることが出来ました。
シリコンバッグの手術を受け、様々なトラブルや違和感にお悩みの方はまだまだおられると思います。
一人で悩まず、いつでも相談に来てくださいね。
シリコンバッグ豊胸のトラブル修正についての詳細は、
THE CINIC公式サイトよりご覧いただけます。
▷豊胸シリコンバッグ外来(THE CLINIC)