iPhoneのOSシステムがまた更新されましたね。
下から上にシャッっとやってピュッとタッチしたらそれまで再生されていた音源が聴ける機能を日常的に使っていたので、それが無くなってしまって残念…と思ってたら、下から上にシャって、右から左へシャってやってピュッとタッチしたらいいだけだったのでとりあえず一安心の中居です。
さてさて。
それでは本日も引き続き、最近お問い合わせがとても多い内容について書いていきます。
「乳がん検診とシリコンバッグ豊胸術」についての続編。
「マンモグラフィについて」をお届けいたします。
なお、中居は美容外科専門医でシリコンバッグのトラブル修正opeに関しては日本トップクラスの症例数を経験しておりますが、乳腺外科分野の知識や、検査・治療の実際に関しては専門の先生に全く及びません。
そこで今回のブログを書くにあたって、僕が敬愛して止まない兄貴、THE CLINIC横浜院院長で日本乳癌学会専門医でもある千葉明彦先生より多大なるご指導を頂きました。心より御礼を申し上げます。
それでは行ってみましょう。
「乳がん検診とシリコンバッグ豊胸術〜マンモグラフィ」
一連のブログでは、シリコンバッグによる豊胸手術の重大な欠点として、
「シリコンバッグ豊胸手術をした後の乳がん検診では、精密な検査結果を得ることが難しい」
というものが挙げられるというお話をしました。
中居は美容外科医療とは健康を第一とし、その上で美を追求することで人生をを豊かにするものと考えています。
シリコンバッグ豊胸術が乳がん検診という大切な検査を犠牲にしてしまうのは非常に辛いことです。
それでは何故精密な乳がん検診を受けることが難しいのでしょうか。
今回のブログでは乳がん検診に有用な検査である「マンモグラフィ」の観点から解説していきます。
☆マンモグラフィを受けることが難しい
乳癌検診で行うマンモグラフィとは、バストを2枚の板で挟み、強い圧力をかけてレントゲン撮影する検査です。シリコンバッグによる豊胸手術を受けている人にマンモグラフィを行うと、当然シリコンバッグにも強い圧力がかかることになります。
もちろん最新の技術を駆使して製造されたシリコンバッグであれば強度が強く劣化もしにくいため、マンモグラフィを受けて圧力がかかっても破損することは皆無であるという考え方もあります。
しかし検査する病院側からしたらどうでしょうか。
例えば患者さんが「私のシリコンバッグは大変強度が強く、劣化しにくいシリコンバッグを使用しています。マンモグラフィを受けて、圧力がかかっても、破損することはありません。だからマンモグラフィ撮影をよろしくお願いします。」と伝えても、医療従事者の性質上「それでは特別にマンモグラフィを施術しますね」とはなかなかいきません。
何故なら検査後バッグに何かトラブルがあった場合に重大な責任問題が生じるからです。
ましてや安価で劣化しやすいタイプのシリコンバッグや、手術して何年も経っており劣化の激しいバッグ、旧式の生理食塩水バッグ、さらにバッグの周りに石灰化を伴っている場合などに関しては、マンモグラフィの圧力で破損する可能性が否めません。
そういったこともあり、シリコンバッグが入っている場合、一般の検診施設ではマンモグラフィを断られることがほとんどなのです。
以上、何回かにわたって「乳がん検診とシリコンバッグ豊胸術」について書いてきました。
THE CLINICはシリコンバッグ豊胸術後の違和感や不安を抱える全てのゲストに対し、全力でサポートさせていただきたいと切望しております。
どうか不安を抱えたままにしないでください。
そして気軽な気持ちでクリニックに遊びに来てください。
しっかりと診察をさせていただき、一人ひとりのご希望に添えるようベストなご提案をさせていただきます!
(*´∀`*)
◎乳がん検診については、『ザクリニックのコラム』でも詳しく取り上げています!