世の中にはいろんなバストアップ手術があります。
バッグの豊胸術は、乳癌検査との関係から安全性が確立できず、お薦めしないという記事は過去のブログに書いたとおりです。
それでは脂肪豊胸術はどうでしょう。
インターネットで検索すると、脂肪豊胸術にもいくつか種類があるのがわかります。
そこで。
今日はピュアグラフトとコンデンスリッチ豊胸術の違いについて、手術の実際をご覧いただきながら説明していきます。
ピュアグラフトとコンデンスリッチ豊胸術を並べて比較し、どちらが優れているのか?
そもそも、それを論じるブログもwebも今まで無かったのではないでしょうか。
何ででしょうね。
そのへんは「生きてる限り狼」が座右の銘の中居です。
ズバッと噛み付いていきますよ
(「゚Д゚)「ガウガウ
それではいってみましょう。
何故コンデンスリッチ豊胸術の方が優れているのか!?
(*´∀`*)
結論から言いますと、コンデンスリッチ豊胸術はピュアグラフトに比べて
・注入する脂肪細胞、幹細胞の数が格段に多い
・注入する脂肪から不純物を極力除去することが出来る
・清潔で強い脂肪を注入することができる
という理由で、遥かにクオリティの高い脂肪豊胸術であると考えます。
それを理解していただくために、まずはピュアグラフトとはどのような手術なのかを説明していきましょう。
実際の流れはこんな感じです。
さらに洗浄液を通すことで、脂肪内に含まれる不純物が流されるという工夫をしている施設もあります。
ただ、ピュアグラフトの構造上、繊維質や古い脂肪細胞が除去されることはありません。
つまりピュアグラフトで濾された脂肪には
・余計な水分が多く
・コンデンスリッチ豊胸術のように細胞が濃縮される事がない
そのため
・弱い細胞や不純物が含まれている
・同じ量の脂肪を注入してもその中に含まれる細胞数、幹細胞数が少ない
といった特徴があります。
ただ、ピュアグラフトの良い部分ももちろんあります。
それは何かというと
脂肪を採取してビーカーに溜めておき、時間が経ったら上澄みの脂肪だけをすくって注入するという手技の脂肪豊胸術に比べると、空気に触れる時間が少ないぶん清潔で、弱っていない脂肪を注入することができる
ということです。
ただ、これに関してはコンデンスリッチ豊胸術の場合
メガバッグからCRFシリンジに移して約1000倍の重力をかけながら遠心分離を行います。
これを荷重遠心分離と言い
・重しのおかげで古くなった脂肪細胞は壊れて油になり分離され
・麻酔液や水分をはじめとする不純物も脂肪から分離され
・元気な脂肪だけを濃縮して取り出す
ことが出来ます。
これがコンデンスリッチファットと呼ばれるもので、日本語訳すると
めっちゃ濃縮した脂肪
(*´∀`*)
濃縮することによって、同じ量の脂肪を注入しても脂肪細胞の数、脂肪の赤ちゃんである幹細胞の数が格段に増えます。
さらにCRFシリンジから10ccシリンジに移すまで全て閉鎖回路で行っているので、無駄に空気に触れることがありません。
そのため、ピュアグラフト以上に清潔で強い脂肪を注入することができるのです。
よってコンデンスリッチ豊胸術は、ピュアグラフトに比べて
・注入する脂肪細胞、幹細胞の数が格段に多く
・水分や不純物を極力除去し
・清潔で強い脂肪を注入することができる
という理由で、遥かにクオリティの高い脂肪豊胸術であると言えるのです。
いかがでしたか?
文章が長くなっちゃってすみません。
一人でも多くの方々が正しい知識を身につけて、ご自身にとってベストな手術方法を選択していただける事を心から祈っております。
それでは次回は
セリューション豊胸術とコンデンスリッチ豊胸術の違いについて、しっかりと説明していきます。
(*´∀`*)