前回のブログで、正確な知識と適切なテクニックで脂肪豊胸術を行う限りしこりが出来ることは無いということを書きました。
それではTHE CLINICではそのためにどのような工夫をしているのでしょうか。
今回のブログでは詳細を書いていこうと思います。
1つめ〜
脂肪の注入の仕方です。
当院では乳腺の下にどら焼きのアンコのように塊で入れるのではなく、皮膚の下、乳腺の下、大胸筋の中、大胸筋の下に、繊細に注入します。
具体的には、最初にシルクの生地を編むように、細い脂肪の筋を何本も重ねて平面を作るように注入します。
そしてそのシルクをミルフィーユのように色んな層に重ねていくことでボリュームアップさせます。
そうすることで注入した脂肪はたくさんの層から酸素をもらうことができるので、元気な状態で定着します。
そのため感染する可能性が最小限に抑えられ、定着率が高くなります。
また、ダマにならないため、しこりが出来る確率は皆無です。
定着率をmaxまで上げるためには注入する脂肪を2.4mmという非常に細い筋状に注入することが大切です。
何故なら太い筋で注入してしまうと真ん中まで酸素が行き渡らずに吸収されてしまうからです。
そのため、当院では特別な機材を使って注入しています。
これが2.4mm Noodle Injectionと言われている最新の方法です。
ここまでオッケーですか?
(*´∀`*)
じゃぁ続いていってみましょう
2つ目〜
注入する脂肪のクオリティです。
当院ではまず採取した脂肪に重力の1000倍くらいの圧力をかけて濃縮します。
そうすることで古い細胞はオイルになって除去でき、麻酔や血液などの不純物も取り除きます。
不純物を取り除き、元気な細胞だけを集めたものをコンデンスリッチファットと言うのですが、当院ではこのCRFに不純物を加えること無く100%CRFを注入します。
クリニックによってはコンデンスリッチファットに濃縮していない脂肪を加えたり、成長因子を加えたりしますが、それがしこりの原因になります。
なぜわざわざこのようなことを書くかというと、
「何ccのCRFを注入したらコンデンスリッチ豊胸術と呼んでいい」という決まりが無いからです。
だから10ccだけCRFを注入して、あとは濃縮も何もしてない脂肪を注入しても「コンデンスリッチ豊胸術」。
100%混じりっけの無いCRFだけを注入しても「コンデンスリッチ豊胸術」。
だからカウンセリングの際には是非聞いてみてください。
何ccのCRFを注入するのですか
CRF以外に濃縮されていない脂肪は注入しますか
と。
…まぁここまで書いても世の中には荷重遠心分離のシリンジを使わずに適当な遠心分離機で緩やかに濃縮した脂肪を「CRF」と呼んでるところもあったりしまして
とても悲しいことですが、そこまでは付き合ってられないっす。
その辺の取り締まりはCRF協会にお任せしますので是非やってください。
Right Now!!
んーここまで書いて
「これは動画で撮った方が良かったのかな」という気になってきました
(^_^;)
教科書書いてる気分になってきましたが、もうちょっとですのでおつきあいくださいまし
(*´∀`*)
3つ目〜
注入する脂肪の量です。
片側300cc、400cc注入して3カップアップを保証しますよ、といった宣伝をしているクリニックもありますが、過剰な量の脂肪を注入すると満員電車にぎゅうぎゅうに押し込まれているのと同じ状態になり、結果酸素が行き渡らなくなって定着率が悪くなって1年後には大きさが元に戻ってしまったり、しこりだけが残ります。
また最近の発表では片側250ccを注入した場合も200cc注入した場合も、結局変化する大きさに違いはないということも言われています。
そこで当院では、一気に大量の脂肪を注入するのではなく、1度目は無理のない程度に注入します。
残りの脂肪は凍結保存しておき、1〜3ヶ月後に無料で注入させていただいております。
さらにそこに1回のセリューション豊胸術と同様の幹細胞を加え、注入する幹細胞数を倍にすることで定着する細胞数を増やし、結果年齢や体重の変化に強い、長持ちするバストアップを行うことが出来ます。
このような工夫を積み重ねることで、しこりゼロ、定着率max、定着量maxの脂肪豊胸を提供しています。
う〜む
近いうちにコレを動画にして、もっとポップな感じのヤツ作りましょうね。
途中ギャグも入れて(笑
大切なことなので、思わず力が入って真面目に書いちゃいました。
お読み頂きありがとうございました!
(*´∀`*)
◎『ザクリニックのコラム』でも、脂肪注入によるシコリなどについてなど、様々な情報をご紹介しています!